効率よくお金を貯めるなら、大きな固定費を見直すべきです!
収入を上げるより支出を下げた方が手っ取り早いし、その効果がずっと持続します。
毎月の固定費を5,000円下げれば年間6万円の節約になります。
5年間だと30万円の節約になります。
今からでも固定費を見直しましょう。
人生には6つの大きな固定費があります。
①家賃 ②光熱費 ③車 ④通信費 ⑤保険 ⑥税金
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①家賃
家賃が少しでも安いところに住みましょう。
家賃は「月収の3分の1まで」と言われていますが、それにこだわらずに1000円でも2000円でも安く住めるようにしましょう。
1000円安く住めたら、年間1万2000円貯めることができます。
②光熱費
一般家庭での水道光熱費の相場は次のとおりです。
【一般家庭での水道光熱費相場】
総世帯平均 | 一人暮らし | |
水道代 | 4,181円 | 2,172円 |
ガス代 | 4,136円 | 3,021円 |
電気代 | 8,974円 | 5,791円 |
水道光熱費の相場は一人暮らしの場合とすべての世帯を含めた平均とで違いがあらわれます。
しかし総務省統計局の調査によると、上記のような報告です。
水道代とガス代は総世帯平均ではほぼ同じ4,000円前後となりますが、電気代は水道代・ガス代の2倍の金額になっていることがおわかりいただけるでしょう。
電気代が高くなりがちな傾向は一人暮らしの場合でも同じです。
一般家庭における水道光熱費の相場は、水道代とガス代は安く抑えられているものの、電気代が高くなりがちだと言えます。
★家電製品の電源をこまめに切る
電気代を節約するための基本は、家電製品の電源をこまめに切ることです。
誰もいない部屋の照明、見ていないテレビ、しばらく使わないパソコンなど…つい電源をつけてままにしてしまいがちなところに意識を向ければ電力使用量を抑えられます。
また、長時間使わない家電製品があれば、コンセントを抜いておくのも節電方法のひとつ。
使っていない家電製品の電源は意識的に切るようにして、電気代節約を目指しましょう。
★エアコンの設定温度を室温に近づける
エアコンの設定温度を室温に近づけるようにすると、夏・冬の光熱費を抑えられるはずです。
エアコンが電力を消費するタイミングは、設定温度に近づこうと稼働しているとき。
つまり、室温と設定温度に差があるほど、エアコンの消費する電力量は増えることになります。
エアコンは他の家電製品に比べて消費する電力量が大きいため、使い方を変えるだけで大幅な電気代節約効果が現れることも多いでしょう。
夏・冬の光熱費を節約するには、エアコンの設定温度に意識を向けるようにすると実現させやすいはずです。
★家電製品を新しく買い換える
家電製品を新しく買い換えることも電気代節約のためのポイントです。
新しい家電製品は省エネ性能が高いものが多く揃っています。
たとえば、エアコンであれば10年前の製品に比べ約5%と報告されています。
もし古くなっていて買い替え時がきている家電製品があれば、省エネ性能の高い新製品に買い替えてみてはいかがでしょうか?
使い勝手や機能性も向上する上に、電気代節約にも役立ってくれるはずです。
③車
車は本当にお金がかかるものです。
それは、「買うときが高い」って話ではないのです。
ガソリン代、保険代、駐車代、自動車税、車検、消耗品費(洗車等)で年間に約40万円の維持費がかかるのです。
都会に住んでいて、車を日常的に使わない人は買うべきではありません。
車が必要な時はレンタカーを活用した方が、安く済みます。
障がい者の方は、都会であれば公共交通機関を無料で乗れたりします。
そういう福祉制度をフル活用しましょう。
田舎など車がどうしても必要な人は、中古車を買いましょう。
新車は1度乗ったら価値がガクッと下がります。
一度乗れば中古車ですからね。
また、障がい者は自動車税の減免制度があります。
詳しくは、お住いの役場の福祉課に相談してみてください。
④通信費
「みんな毎月どのくらい通信費を使っているんだろう」と、気になったことはありませんか?
政府統計の家計調査によると、月々の通信費の平均額は下記のとおりです。
1人世帯 | 6,793円 |
---|---|
2人世帯 | 10,730円 |
3人世帯 | 14,454円 |
4人世帯 | 17,003円 |
平均額と比べて、自分の毎月の通信費はいかがでしょうか?
毎月のスマホ代・携帯代を大幅に下げる最も効果的な方法が、格安SIMへの乗り換えです。
格安SIMは、三大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の通信回線を借りて、設備を保有するコストを削減しているため、大手キャリアよりも安い月額料金で利用できます。
さまざまなプランがありますが、月3,000円以下に抑えることが可能です。
格安スマホは、地下鉄などで回線が繋がりにくくなったり、利用者が増える時間帯などは、回線が混雑し、速度が落ちることがあります。
ただ、速度が落ちてもメールやLINEなどは問題なく利用できます。
また、動画の視聴も低画質であれば、ほとんど問題なく視聴できます。高画質の動画も2〜3Mpbsあれば視聴可能です。
電話番号が変わってしまわないか心配される方もいますが、大手キャリアから切り替えても、これまでの電話番号をそのまま使えます。
ただし、格安SIMにはいくつかデメリットもあります。
・キャリアメールが利用できなくなる
・実店舗が少ない
・購入時の設定やSIMカードの装着などを自分で行う必要がある
これらを理解した上で、切り替えるかどうか検討してみてください。
⑤保険
保険は、万が一のトラブルなどに備えるためのものです。
もちろん備えは大切ですが、必要のない保険にまで加入してしまっているケースも少なくありません。
また必要な保険であっても、保障内容を手厚くしすぎるあまり、月々の保険料が大きくなって支払いに苦労することがあります。
本当に契約内容が適切か、定期的に見直しましょう。
もし複数の保険に加入している場合は、保障内容に重複しているものはないか確認することもおすすめします。
⑥税金
★ふるさと納税
ふるさと納税とは、全国各地の自治体から寄付先を選んで寄付することで、寄付金控除を受けることができる制度です。
地方自治体から寄付金のお礼として野菜やお肉といった返礼品を貰えることから近年人気を集めています。
ふるさと納税は、自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となり、所得税・住民税から還付(多く払いすぎた税金が返ってくる)を受けることができます。
所得税の計算の際に寄付金額を所得額から差し引く(このことを所得控除と呼びます)ために支払わなければならない所得税額が低くなるのです。
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